【手足の硬直】 救急車を呼んでみる 【テタニー】
初めて救急車に乗りました。
深夜ということもあって、すぐ家に到着するけど搬送先が決まるまで結構時間かかるのね。
そんでそのまま入院してみましたよ。
深夜ということもあって、すぐ家に到着するけど搬送先が決まるまで結構時間かかるのね。
そんでそのまま入院してみましたよ。
事の発端は晩飯。
何を食べようかなと思っていた時に、賞味期限が迫っているカップラーメンがあった事を思い出す。
期限を見ると当日だった。
冷蔵庫におにぎりがあってその賞味期限を見るとそれも当日だったので晩飯はこの2つで済ませることにした。
日清食品のシーフードヌードルとどこかで買ったコンビニ系おにぎりの昆布きくらげ入りってやつを食べて4時間後、なんだかムカムカしてくる。
暫くすれば治まるだろうと思い、普段と同じ生活をする。
それから2時間経ってもムカムカは治まらない。
それどころか着実に増してきている。
これに似た症状を昔に体験したことがあってその時は嘔吐と下痢のダブルパンチ。
これが非常に辛い。
便器は1つしかないので下痢放出中に吐き気がしてきた場合、吐き場所がないのでこぼしてしまう事になるし嘔吐中に下痢を模様してきた場合、漏らしてしまう事になる。
その時、苦肉の策としてとった行動は貯水タンクを抱えるように座って、タンク上部の水が出てくる部分に吐きつつ、下痢を処理するという技でなんとか凌いだ。
その時の事を思い出し、堪えきれなくなるまで我慢していると、その時と同じようにダブルパンチ地獄を味わう事になるだろうと考え、意図的に吐くことを決意する。
便意が来る前に全部吐き出してしまい、下痢に備えておけばあの時の地獄を味わう事はないだろう。
嘔吐回数が増えるたびに嘔吐物が少なくなり、搾り出すように吐き出すので苦しくなる。
それを回避する為に吐いたら直ぐに水を飲み、胃袋を空にしないようにする。
その行為を5~6回繰り返し、食べたものを全部吐き出し、下痢の備える。
そして嘔吐下痢が出なくなったら身体は脱水症状になっているのでスポーツドリンクを摂取し、後は安静にしておく。
完璧だ!この計画は完璧だ!
と言う訳で実行に移す。
あいにくスポーツドリンクがないが、全てを出し切った後で塩と砂糖でナトリウムイオン水を作ればいいだろうと考え計画に変更なし。
が、この後ナトリウムイオン水を先に作って置かなかった為に本当の地獄を見ることになる。
早速喉に指を突っ込んで吐いて水を飲み、吐いて水を飲みを繰り返し1時間ぐらいかけて食べたものを全部吐き出す。
するとどうだろう、急激に寒気がしてきてなんだか手足が痺れてくる。
大丈夫、もう少しの辛抱だ。
次に来るであろう下痢が終わったら水分補給して終了だ。
と言い聞かせて下痢に備える。
予想通り下痢が来たのだがその時から身体に異変が現れ始めた。
う、うごかねぇー、手が動かねぇー。
自分の手を見ると指が全部内側に曲がり、自分の意思で動かすことが出来なくなっている。

こんな感じで開くことも閉じることも出来ない。
なんで動かせないんだろう・・・脱水症状が原因で硬直しているんだろうか?
と思っていたら今度は足に異変が現れる。
「こむらがえり」が止まらない。
い、いてぇー、ふくらはぎが・・・・いてぇぇー。
ここは狭い便所の中。
手は硬直して足先を掴むことが出来ないのでストレッチする事も出来ず。
でも狭い便所である事を利用し、壁につま先を押し当てて膝を不自由になった手の甲で押す事によってふくらはぎのストレッチに成功。
これでこむらがえりをやり過ごす。
かれこれトイレに閉じこもってから2時間くらいたったであろうか。
下痢ももう出そうにないし、トイレから出ようと思うが足も硬直して力が入らない。
手の硬直によってトイレットペーパーが掴めず、尻を拭くことが出来ない。
どうやってここから脱出するか悩む。
両手の手の甲を使ってトイレットペーパーを引っ張り出して塊をつくり、硬直した指の間に押し込んでホールドさせ、見事尻を拭くことに成功する。
後はズボンを引っ張り上げて脱出するだけなのだが、手が不自由の為、ズボンを引っ張り上げる事が困難だ。
両手を使ってズボンを手首で挟み、少しずつ上へ引っ張り上げていく。
トイレットペーパーを引っ張り出してからズボンをはくまでおよそ1時間くらいかかった。
全身に力が入らないため、早くトイレから出たいのだが中々出ることが出来ず苦労する。
転げ落ちるようにトイレから脱出し台所を目指す。
力を振り絞り、なんとか台所に辿りつくもある事を思い出す。
ナトリウムイオン水を作ってない!!
この硬直した手では塩も砂糖も摘めない為、ナトリウムイオン水を作ることが出来ないのだ。
なにより立ち上がる事すら限界に来ている。
ナトリウムイオン水にこだわる理由は通常の水より吸収率がいい為だ。
水を摂取した場合は腸で吸収されるのに対し、ナトリウムイオン水の場合は胃で吸収される為、脱水症状からの回復に一番適している。
あの時に作っておけばなぁ・・・・と思っても時すでに遅し。
そもそも手足の硬直なんて想定外の出来事だし。
ジリジリと奪われていく体力、進む手足の硬直、そして脱水症状。
この状態は確実にヤバイ!!
自分の知識の範囲を超えているこの状態に成す術なし。
このままだと意識がなくなる可能性もある。
今のうちにどうにかせねばならん。
出来るだけ誰かの手助けをしてもらいたくはないが仕方がない。
救急車の世話になるとしよう。
電話の元へ這いつくばり、電話をかける。
必要事項を伝え、後は来るのを待つだけ。
家で使ってる電話機は子機も付いていない古めの電話機なのだがそれでよかったと今になって思う。
ボタンが大きくて押しやすい。
硬直した手でもなんとか押せたし。
もし携帯電話だけしかない環境だったら、あの小さなボタンは押せなかっただろう。
携帯電話のみで家に電話回線をひいていない人は気をつけておいた方がいいかもよ。
回線ひいてあっても最近売っている子機のみの電話機だったらボタンが小さいから意味ないけどね。
手足の硬直って思っている以上にキツイし、自由に動かせないフラストレーションが物凄い溜まる。
それはさておき、電話してからどれくらい経ったのか判らんが呼んだ救急車がまだ来ない。
早く来いよコノヤローと思っていると電話が鳴る。
深夜2時に誰だよと思いつつ、肘を使って受話器を弾き飛ばし、転げ落ちた受話器に耳をあてがい出てみると、救急車を呼んだかどうか、いたずらではないかどうかの確認の電話みたいだった。(;´Д`)
間違いない事を告げてから5分ぐらいしてようやく救急車が到着。
やっと救急車に乗れたのだった。
つづく
つづき
何を食べようかなと思っていた時に、賞味期限が迫っているカップラーメンがあった事を思い出す。
期限を見ると当日だった。
冷蔵庫におにぎりがあってその賞味期限を見るとそれも当日だったので晩飯はこの2つで済ませることにした。
日清食品のシーフードヌードルとどこかで買ったコンビニ系おにぎりの昆布きくらげ入りってやつを食べて4時間後、なんだかムカムカしてくる。
暫くすれば治まるだろうと思い、普段と同じ生活をする。
それから2時間経ってもムカムカは治まらない。
それどころか着実に増してきている。
これに似た症状を昔に体験したことがあってその時は嘔吐と下痢のダブルパンチ。
これが非常に辛い。
便器は1つしかないので下痢放出中に吐き気がしてきた場合、吐き場所がないのでこぼしてしまう事になるし嘔吐中に下痢を模様してきた場合、漏らしてしまう事になる。
その時、苦肉の策としてとった行動は貯水タンクを抱えるように座って、タンク上部の水が出てくる部分に吐きつつ、下痢を処理するという技でなんとか凌いだ。
その時の事を思い出し、堪えきれなくなるまで我慢していると、その時と同じようにダブルパンチ地獄を味わう事になるだろうと考え、意図的に吐くことを決意する。
便意が来る前に全部吐き出してしまい、下痢に備えておけばあの時の地獄を味わう事はないだろう。
嘔吐回数が増えるたびに嘔吐物が少なくなり、搾り出すように吐き出すので苦しくなる。
それを回避する為に吐いたら直ぐに水を飲み、胃袋を空にしないようにする。
その行為を5~6回繰り返し、食べたものを全部吐き出し、下痢の備える。
そして嘔吐下痢が出なくなったら身体は脱水症状になっているのでスポーツドリンクを摂取し、後は安静にしておく。
完璧だ!この計画は完璧だ!
と言う訳で実行に移す。
あいにくスポーツドリンクがないが、全てを出し切った後で塩と砂糖でナトリウムイオン水を作ればいいだろうと考え計画に変更なし。
が、この後ナトリウムイオン水を先に作って置かなかった為に本当の地獄を見ることになる。
早速喉に指を突っ込んで吐いて水を飲み、吐いて水を飲みを繰り返し1時間ぐらいかけて食べたものを全部吐き出す。
するとどうだろう、急激に寒気がしてきてなんだか手足が痺れてくる。
大丈夫、もう少しの辛抱だ。
次に来るであろう下痢が終わったら水分補給して終了だ。
と言い聞かせて下痢に備える。
予想通り下痢が来たのだがその時から身体に異変が現れ始めた。
う、うごかねぇー、手が動かねぇー。
自分の手を見ると指が全部内側に曲がり、自分の意思で動かすことが出来なくなっている。

こんな感じで開くことも閉じることも出来ない。
なんで動かせないんだろう・・・脱水症状が原因で硬直しているんだろうか?
と思っていたら今度は足に異変が現れる。
「こむらがえり」が止まらない。
い、いてぇー、ふくらはぎが・・・・いてぇぇー。
ここは狭い便所の中。
手は硬直して足先を掴むことが出来ないのでストレッチする事も出来ず。
でも狭い便所である事を利用し、壁につま先を押し当てて膝を不自由になった手の甲で押す事によってふくらはぎのストレッチに成功。
これでこむらがえりをやり過ごす。
かれこれトイレに閉じこもってから2時間くらいたったであろうか。
下痢ももう出そうにないし、トイレから出ようと思うが足も硬直して力が入らない。
手の硬直によってトイレットペーパーが掴めず、尻を拭くことが出来ない。
どうやってここから脱出するか悩む。
両手の手の甲を使ってトイレットペーパーを引っ張り出して塊をつくり、硬直した指の間に押し込んでホールドさせ、見事尻を拭くことに成功する。
後はズボンを引っ張り上げて脱出するだけなのだが、手が不自由の為、ズボンを引っ張り上げる事が困難だ。
両手を使ってズボンを手首で挟み、少しずつ上へ引っ張り上げていく。
トイレットペーパーを引っ張り出してからズボンをはくまでおよそ1時間くらいかかった。
全身に力が入らないため、早くトイレから出たいのだが中々出ることが出来ず苦労する。
転げ落ちるようにトイレから脱出し台所を目指す。
力を振り絞り、なんとか台所に辿りつくもある事を思い出す。
ナトリウムイオン水を作ってない!!
この硬直した手では塩も砂糖も摘めない為、ナトリウムイオン水を作ることが出来ないのだ。
なにより立ち上がる事すら限界に来ている。
ナトリウムイオン水にこだわる理由は通常の水より吸収率がいい為だ。
水を摂取した場合は腸で吸収されるのに対し、ナトリウムイオン水の場合は胃で吸収される為、脱水症状からの回復に一番適している。
あの時に作っておけばなぁ・・・・と思っても時すでに遅し。
そもそも手足の硬直なんて想定外の出来事だし。
ジリジリと奪われていく体力、進む手足の硬直、そして脱水症状。
この状態は確実にヤバイ!!
自分の知識の範囲を超えているこの状態に成す術なし。
このままだと意識がなくなる可能性もある。
今のうちにどうにかせねばならん。
出来るだけ誰かの手助けをしてもらいたくはないが仕方がない。
救急車の世話になるとしよう。
電話の元へ這いつくばり、電話をかける。
必要事項を伝え、後は来るのを待つだけ。
家で使ってる電話機は子機も付いていない古めの電話機なのだがそれでよかったと今になって思う。
ボタンが大きくて押しやすい。
硬直した手でもなんとか押せたし。
もし携帯電話だけしかない環境だったら、あの小さなボタンは押せなかっただろう。
携帯電話のみで家に電話回線をひいていない人は気をつけておいた方がいいかもよ。
回線ひいてあっても最近売っている子機のみの電話機だったらボタンが小さいから意味ないけどね。
手足の硬直って思っている以上にキツイし、自由に動かせないフラストレーションが物凄い溜まる。
それはさておき、電話してからどれくらい経ったのか判らんが呼んだ救急車がまだ来ない。
早く来いよコノヤローと思っていると電話が鳴る。
深夜2時に誰だよと思いつつ、肘を使って受話器を弾き飛ばし、転げ落ちた受話器に耳をあてがい出てみると、救急車を呼んだかどうか、いたずらではないかどうかの確認の電話みたいだった。(;´Д`)
間違いない事を告げてから5分ぐらいしてようやく救急車が到着。
やっと救急車に乗れたのだった。
つづく
つづき
- 関連記事
-
- 世界第二位の自動車会社トヨタ
- 【手足の硬直】 救急車を呼んでみる2 【テタニー】
- 【手足の硬直】 救急車を呼んでみる 【テタニー】
- 10円玉でボウフラが死ぬらしい。
- 佐野名物イモフライ